院長も施術の前後は呼吸で身体を整えています!

落ち込みや不安が強いとき、多くの方に共通するのが「呼吸の浅さ」です。呼吸は自律神経と深くつながり、心の状態にも大きく影響します。今日は、呼吸・自律神経・抑うつの関係をやさしく解説し、すぐできるセルフケアと、当院で行っているサポートをご紹介します。

■呼吸は“自分で調整できる自律神経スイッチ”
・自律神経は交感神経(オン)と副交感神経(オフ)から成り立ちます。
・呼吸だけは“意識して操作できる”数少ない入り口。
・浅く速い呼吸=交感神経優位で緊張が続きやすい。
・ゆっくり深い呼吸=副交感神経が働き、体も心も落ち着きやすい。

■抑うつと呼吸の関係
・抑うつ状態では、胸・みぞおち・首まわりが固くなり、横隔膜が十分に動かずに“浅い胸式呼吸”が増えがち。
・呼吸が浅いと、だるさ・重たい思考・集中しづらさが強まりやすい。
・「呼吸の質」を整えるだけでも、体内の緊張がほどけ、回復スイッチが入りやすくなります。

■今日からできる簡単セルフケア(1:2の呼吸法)
目的:副交感神経を優位にして、心身を落ち着かせる。
姿勢:背もたれに軽くもたれ、肩と下あごの力を抜く。
手順:
1)鼻から4カウントで吸う(お腹と肋骨がふわっと広がる)
2)口or鼻から8カウントで吐く(細く長く、ため息の延長のイメージ)
3)5~10サイクル。1日2~3回、食後や就寝前がおすすめ。
ポイント:吐く息が主役/肩を持ち上げない/「少し物足りない」強さで。
注意:めまい・苦しさがある日は無理をしない。呼吸が乱れるほど頑張らない。

■呼吸が整いやすくなる生活ヒント
・スマホを見る時間は“目線を下げすぎない”(胸が閉じるのを防ぐ)
・長時間同じ姿勢の連続を避け、1時間に1回は立って肩を回す
・温かい飲み物(白湯・カフェイン少なめのハーブティー)で内側から緊張をほどく
・「ため息=ダメ」ではなく、「長く吐けた」はむしろ回復のサインと捉える

■整体でできること(ゆたの蒲田整体院)
・胸郭(肋骨・胸椎)と横隔膜の可動性を高め、呼吸の“通り道”を作る。
・首~背中の筋緊張をやさしくほどき、迷走神経が働きやすい土台を整える。
・呼吸と連動したリズム調整(触れる圧+動き)で、自律神経の切り替わりを促す。
・「深呼吸が気持ちいい」と自然に感じられる状態を目指します。

■よくある質問
Q:呼吸法だけで気分はよくなりますか?
A:個人差はありますが、「焦り・体のこわばり」を和らげる助けになります。治療や相談を受けながら併用すると、より効果を発揮しやすいです。

Q:何分くらい続ければいい?
A:まずは1回2~3分でOK。短くても“毎日”の方が効果的です。慣れてきたら就寝前に5分を目安に。

Q:うまくできているサインは?
A:肩の力が抜ける、あくびが出る、まぶたが重くなる、手足が温かくなる――などは、副交感神経が働いたサインです。

■まとめ
・呼吸は、自律神経の“手動スイッチ”。
・「吐く息を長く」が、心を落ち着かせる近道。
・できることから、小さく・毎日。呼吸が整うほど、心の回復力は戻ってきます。

 

■最後に
ゆたの蒲田整体院は、呼吸を手がかりに“心と身体が一緒にゆるむ”時間を大切にしています。
息が浅い、ため息が増えた、夜に考えごとが止まらない――そんなときは、どうぞ一度ご相談ください。

自分もなるべく日光に当たるようにしています

■ セロトニンとは?

セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれる脳内物質のひとつで、心の安定や前向きな気持ちに深く関わっています。
朝の光を浴びたとき、リズム良く歩いているとき、深い呼吸をしているときなどに分泌が促されます。

一方で、ストレスや不規則な生活、運動不足などが続くとセロトニンの分泌が減少し、気分の落ち込みや不眠、疲れやすさなどにつながります。これは「うつ」の症状にも似た状態です。


■ セロトニンを活性化する3つのポイント

① 朝の光を浴びる

朝起きたら、まずはカーテンを開けて太陽の光を浴びましょう。
セロトニン神経が「スイッチオン」になり、体内時計も整います。
曇りの日でも効果はあります。毎朝15分ほど、外の空気を感じるだけでも違います。

② リズム運動をする

一定のリズムで行う運動──たとえば、ウォーキング、深呼吸、咀嚼(よく噛む)、ゆったりしたストレッチなどは、セロトニンを活性化させる代表的な方法です。
整体では、呼吸を深めながら筋肉や関節の動きを整えることで、体の内側からリズムが整っていくようサポートします。

③ 「安心できる時間」を持つ

セロトニンは「安心・つながり」を感じるときにも活性化します。
整体の施術中にリラックスし、誰かに体を委ねる時間も、脳にとっては大切なセロトニン活性の機会です。
ゆたの蒲田整体院では、身体を整えるだけでなく「心がほっとする」時間を何より大切にしています。


■ 心と身体、どちらも大切に

セロトニンが活性化していくと、自然と呼吸が深まり、血流がよくなり、睡眠の質も上がっていきます。
それは、薬や無理な努力ではなく、「身体のリズムを取り戻す」ことから始まる回復です。

うつの改善を目指すとき、「頑張って元気になる」よりも、「整えて元気を取り戻す」ことを意識してみてください。
そのお手伝いを、整体という形でさせていただければと思います。


■ まとめ

セロトニンを活性化させるポイントは、「朝の光・リズム運動・安心の時間」。
この3つを少しずつ日常に取り入れていくことが、うつ改善への第一歩になります。

身体を整えることで、心も自然と整っていく。
そのプロセスを、ゆたの蒲田整体院がやさしくサポートします。

その秘密は寒いだけじゃなかった!

こんにちは。ゆたの蒲田整体院の潮来です。
季節が秋から冬に変わる頃、「なんとなく気分が沈む」「朝起きるのがつらい」「やる気が出ない」と感じる方が増えてきます。
これは、単なる「寒さのせい」だけではありません。実は日照時間と脳内のセロトニンが深く関係しているのです。


日照時間が減ると「セロトニン」が減少する

私たちの脳では、太陽の光を浴びることで「セロトニン」という神経伝達物質が分泌されます。
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、気分の安定・集中力の維持・睡眠リズムの調整などに欠かせない存在です。

ところが、秋から冬にかけては日照時間が大きく減少します。
朝も暗く、夕方も早く暗くなるため、光を浴びる時間が短くなり、結果としてセロトニンの分泌が低下しやすくなります。
これが、「なんとなく気分が落ち込む」主な原因のひとつです。


「冬季うつ(季節性うつ)」という症状も

このように季節によって気分が沈む状態を、医学的には**「季節性情動障害(冬季うつ)」**と呼びます。
特に女性やストレスの多い職業の方に多く見られ、以下のようなサインが現れやすくなります。

  • 朝起きるのがつらい、眠気が強い

  • 甘いものや炭水化物を無性に食べたくなる

  • やる気が出ない、仕事や家事が億劫

  • なんとなく気分が沈む、涙もろくなる

「うつ」という言葉を聞くと重く感じるかもしれませんが、これは多くの人に起こり得る自然な身体の反応でもあります。


セロトニンを整える3つのポイント

光が足りなくなる季節こそ、日常の中でセロトニンを増やす工夫が大切です。
整体の観点からも、次の3つを意識してみましょう。

 

① 朝の光を浴びる

朝起きたらカーテンを開けて、できるだけ自然光を浴びましょう。
たとえ曇りの日でも、屋内の照明より何倍もの光量があります。
5~10分の散歩もおすすめです。

 

② 呼吸とリズム運動を取り入れる

深い呼吸やウォーキング、軽いストレッチなどの一定のリズム運動はセロトニンを活性化します。
整体施術でも、身体の緊張をゆるめて呼吸が深くなると「気分が軽くなった」と感じる方が多いのは、この作用によるものです。

 

③ 体を冷やさない

冷えは自律神経を乱し、気分の波を強めます。
首・お腹・足首を温めるだけでも、体の芯が安定しやすくなります。


「心の不調」は光とリズムで整える

秋から冬は、気候や環境の変化で自律神経も乱れやすくなります。
気分が落ち込みやすいときこそ、無理をせず、光・呼吸・リズムを意識して生活リズムを整えてみてください。

それでも「なんとなく心が重い」「体がだるい」「眠れない」などが続く場合は、
体のバランスを整える整体もひとつのサポートになります。

 

「心の不調は、体の声でもある」
ゆたの蒲田整体院では、体と心の両面から寄り添いながら、少しずつ元気を取り戻せるようサポートしています。

最近、自律神経失調だけでなく、うつの方向けの記事も書いて受け入れるように方向性を変えました

うつの症状で悩んでいる方の多くは、
「自分のこのつらさを、どこで話せばいいんだろう」
「整体でこんな相談をしてもいいのかな」
そんな迷いや不安を抱えているのではないでしょうか。

私は、そうした気持ちを痛いほど理解しています。
なぜなら、かつての私自身も、まさにその立場にいたからです。


■ 自分自身が“うつ”を経験したからこそ

会社員時代、私は長いあいだ、心の不調と向き合ってきました。
気力が湧かず、朝起きるだけで精一杯の日々。
人と話すのが怖くなり、プレッシャーの場では吐き気がしてしまう。
「もっと頑張らなきゃ」と自分を責めながらも、体がまったく言うことを聞かない。

そんなとき、周囲から言われた「気の持ちよう」という言葉が、
どれほど苦しかったか、今でも忘れられません。

でも少しずつ、呼吸や姿勢、体の緊張を意識していくうちに、
「心と体はひとつなんだ」と実感する瞬間がありました。
その体験が、私を整体の道に導いてくれたのです。


■ 体から整えることで、心に“余白”が生まれる

整体というと、肩こりや腰痛を治す場所と思われがちですが、
心の不調にも、実は「体のサイン」がたくさん隠れています。

うつの方は、呼吸が浅くなっていたり、背中が硬くなっていたり、
体がずっと“緊張モード”に入っていることが少なくありません。

そこで私は、筋肉や骨格、自律神経にやさしく働きかけながら、
少しずつ「安心できる体の状態」を取り戻すお手伝いをしています。

体がゆるむと、呼吸が深くなり、
心にもほんの少し“余白”が生まれます。
その小さな変化が、回復の第一歩になると信じています。


■ ゆたの蒲田整体院が目指していること

この整体院は、“頑張る場所”ではありません。
無理をせず、素の自分でいられる“ほっとする場所”でありたい。

「うつの人でも行っていいんだ」
「ここなら、自分のペースで大丈夫そうだ」
そう思ってもらえることが、何よりもうれしいです。

同じように苦しんだ経験があるからこそ、
私は、言葉にならない思いも、ちゃんと受け止めたい。

整体師としてできることは限られています。
けれど、“同じ痛みを知る一人”として寄り添うことならできる。
その想いが、私がこの道を選び、今も続けている理由です。


■ 最後に

もし今、つらさの中で立ち止まっているなら、
無理に元気を出そうとしなくていいと思います。

焦らなくていい。泣いてもいい。
ただ、「変わりたい」という気持ちだけを、
小さくてもいいから持ち続けてみてください。

その一歩を、私はそっと後ろから支えます。
どうか、ひとりで抱え込まないでください。
あなたが“また明日も生きてみよう”と思えるように、
ゆたの蒲田整体院は、ここでお待ちしています。

最近年だな~と思ってたら、それだけじゃなかった話

最近、自分でも驚くほど疲れやすくなったと感じています。
以前は1日に何人も続けて施術しても平気だったのに、
今は1人終えるだけで富士山登山をした後のようにぐったりしてしまう。

これは歳のせい? 体力の問題?
そんなふうに自分を責めそうになりましたが、
少し冷静に考えてみると、「自律神経」が深く関わっていることに気づきました。


自律神経の乱れが引き起こす「中枢性疲労」

人の身体は、活動モードの「交感神経」と休息モードの「副交感神経」が
バランスを取りながら働いています。
しかし、ストレスや責任感、焦りが続くと交感神経ばかりが優位になり、
脳や神経が休むタイミングを失ってしまいます。

この状態が長く続くと、体ではなく「脳」が疲れきる――
いわゆる中枢性疲労(ちゅうすうせいひろう)が起こります。
寝ても休んでも回復しにくいのは、この神経の疲れが原因です。


自分を追い込む「頑張りすぎのサイクル」

私は整体師として、痛みや不安を抱えて来院される方に向き合う中で、
「なんとか助けたい」という想いがいつもあります。
けれど、その思いが強すぎると、
無意識に力が入り、気づかぬうちに自律神経を酷使してしまうのです。

真面目で優しい人ほど(自分で言うな)、
「もっと頑張らなきゃ」「まだできるはず」と自分を追い込みがち。
これが“疲れやすい身体”ではなく、“疲れやすい神経”をつくってしまうのです。


「頑張る」より「整える」へ

疲れが抜けないときこそ、必要なのは「根性」ではなく「調整」です。

  • 施術人数を減らしても、1人に丁寧に向き合う

  • 施術の合間に、深呼吸や5分の瞑想を入れる

  • 自分の心と体を“クライエントのように”観察する

そうすることで、自律神経が少しずつ回復し、
再び「誰かを癒す力」が戻ってくるのだと感じています。


☘️ まとめ:疲れやすさは、心のSOS

疲れやすいというのは、心や身体が弱ったサインではありません。
「少し休ませて」と自律神経が教えてくれている、やさしい警報です。

無理せず、自分のペースで整えていくことが、
結果的に誰かを救う力にもつながります。


 

自分の限界に出会うたびに、人の優しさと可能性を知ります。
今日も小さな一歩を積み重ねながら、誰かの笑顔のために。

今回は個人的な想いを書いてみました

最近、施術の中で「自分の力だけではどうにもできない」と感じる場面がありました。
正直、悔しかったです。
開業して1年経っても、まだまだ学び足りないと痛感します。

私は整体師になる前、22年間サラリーマンとして働いていました。
その頃の私は、体も心もボロボロになって、ようやくこの道にたどり着きました。
だからこそ「困っている人を助けたい」という思いは、人一倍強いつもりです。

ところが最近、身体の調子が良くなくて、
1人施術するだけで富士山に登ったあとのようにどっと疲れる日もあります。
それでも、来院してくださる方の表情を見ると、
「この方の力になりたい」という気持ちが自然と湧いてきます。

整体の仕事は、技術だけではなく「心」と「覚悟」が問われる仕事だと思います。
体調が万全でなくても、学びを止めず、自分を奮い立たせながら前に進む。
それが私の“毎日が勉強”という言葉に込めた想いです。

誰かを癒すには、まず自分が成長し続けなければならない。
そして、どんなに苦しい状況でも、
「まだできることがある」と信じて前に進みたい。

これからも私は、技術も心も磨きながら、
困っている人に寄り添い、少しでも光を届けられる整体師でありたいと思っています。

 

自分の限界に出会うたびに、人の優しさと可能性を知ります。
今日も小さな一歩を積み重ねながら、誰かの笑顔のために。
読んでくださって、ありがとうございました。

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