• 身体を休められる状態に戻す
• 呼吸を深くし、神経の負担を減らす
• 筋緊張をゆるめ、脳疲労をやわらげる
• 心が回復しやすい“ゼロ地点”をつくる

これが整体の担う大切な役割です。

うつ状態が続くと、多くの場合で
交感神経が過剰に働き続けている状態になります。

身体は「常に警戒／緊張状態」にあるため、

• 朝起きるのがつらい（副交感神経の働きが弱まる）
• 呼吸が浅くなる（横隔膜や肋間筋の緊張）
• 思考がまとまりにくい（脳疲労の蓄積）
• 不安が強くなる（神経系の過敏化）

といった症状が起きやすくなります。

これは「心の弱さ」ではなく
“身体が疲れ切って悲鳴をあげている状態”なんです。

頭の中のぐるぐる思考が落ち着く整体は「うつを治す」ものではありません。
しかし、身体の緊張・呼吸・姿勢が整うことで
次のような変化が生まれやすくなります。

• 呼吸が自然と深くなる
• 不安のピークが下がる
• 睡眠の質が上がる
• 頭の中のぐるぐる思考が落ち着く
• “ゼロにもどる時間”が作れる

これは、心そのものに直接アプローチしたのではなく
身体の安全信号が回復した結果、心が軽くなるという流れです。

• 診断
• 投薬療法
• 病気の原因の特定

• 身体の緊張・呼吸・姿勢の改善
• 自律神経が整う土台づくり
• 生活習慣の整備サポート

うつ症状の回復は、階段を上るように「ゆっくり・少しずつ」進んでいくことが多いです。施術を受けて、劇的にすべてが変わるというよりも、

• 朝の重だるさが、少し軽くなる
• 一日の中に「息がつける時間」が生まれる
• 不安の波が、ほんの少し穏やかになる
• 何より、施術を通じてマインドフルネスな状態を作ることができる

こういった小さな変化が積み重なって、「動ける時間」が少しずつ増えていきます。これは、身体が整い、自律神経が回復してきているサインだと受け止めています。

■ 院長：潮来 賢一（いたこ けんいち）

• 心理カウンセラー資格
• うつ病アドバイザー資格
• 自律神経専門の整体に携わる
• 自身、うつ病と社交不安障害の当事者であった
• 年間500名以上を対応
• 1対1・完全予約制
• 丁寧なカウンセリング・施術

院長自身も、過去に抑うつや強い不安で生活が苦しかった時期があります。朝起きられない、胸が重い、外に出るのが怖い……そんな状態を経験したからこそ、身体と心の両方からケアする大切さを強く実感してきました。

心理カウンセラーとしての学びと、整体師としての臨床経験を組み合わせ、「心身の状態をトータルで理解する施術」を行っています。

「ただの肩こり」でも「ただの気持ちの落ち込み」でもなく、その人の背景ごと受けとめる整体でありたい。そんな想いで、一人ひとりと向き合っています。

施術だけでなく、日常のセルフケアと組み合わせることで、回復がさらに進みやすくなります。

たとえば、

• 朝起きてすぐに、やさしくゆっくり深呼吸をする
• 眠る前のスマホ時間を少しだけ減らしてみる
• 一日の終わりに「今日はこれができた」と思えることを一つ書き出してみる
• 優しいストレッチ
• 5分だけ軽いストレッチをして、背中や胸まわりをゆるめる

こうしたことは「頑張るための課題」ではなく、身体を楽にするための「小さな味方」のようなものです。できる範囲で、できる日だけで大丈夫です。