■ なぜ「呼吸」は自律神経とつながっているのか?

私たちは1日に2万回以上、無意識に呼吸をしています。
この「無意識にできる」という点が、自律神経と密接に関係している理由です。
自律神経は、心臓や胃腸の働き、体温などを自動でコントロールしていますが、呼吸だけは“意識して変えることができる”唯一の働きでもあります。

つまり、呼吸を整えることは、自律神経を整えるスイッチを自分で押すようなものなのです。


■ 浅い呼吸がもたらす自律神経の乱れ

ストレスを感じているとき、人は無意識のうちに呼吸が浅く、速くなります。
胸の上の方だけで呼吸する「胸式呼吸」が続くと、交感神経が優位になり、体は常に“戦う・逃げるモード”に。

その結果、

  • 肩や首のこり

  • 頭痛やめまい

  • 不安感やイライラ

  • 不眠や動悸

といった不調につながることがあります。


■ 深い呼吸で「副交感神経」を活性化

反対に、ゆっくりとした深い呼吸(腹式呼吸)は副交感神経を優位にします。
体が「安心モード」になり、筋肉の緊張がゆるみ、心拍数も落ち着きます。
整体で施術中に「ふ〜っ」と息が抜ける瞬間、体も心もほぐれていくのはこのためです。


■ 今日からできる呼吸のリセット法

  1. 背筋を軽く伸ばし、肩の力を抜く

  2. 鼻から4秒かけてゆっくり吸う

  3. 口をすぼめて6秒かけてゆっくり吐く

  4. これを3〜5回くり返す

ポイントは「吐く時間を長くする」こと。
長く吐くことで副交感神経が働き、心も体も落ち着きます。


■ ゆたの蒲田整体院では

施術の中でも、呼吸の深さやリズムを大切にしています。
呼吸が浅い方は、筋肉のこわばりだけでなく、心の緊張が残っている場合もあります。
体のほぐしとあわせて、呼吸のリズムを取り戻すお手伝いをしています。


■ まとめ

 

呼吸は、心と体をつなぐ“橋”のような存在です。
緊張が続く毎日の中で、「呼吸を意識する時間」を少し持つだけでも、自律神経は整いやすくなります。
忙しいときこそ、深呼吸をひとつ。
その瞬間から、体も心も変わりはじめます。

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