「がんばる男たちへシリーズ」デスクワーク男に忍び寄る「背中痛」と「猫背」

「最近、背中が痛くて寝返りもツラい…」
「気づいたら、姿勢が猫背になってる」
――そんな声を、特にデスクワーク中心の男性からよく耳にします。
一見すると“ただの姿勢の問題”と思われがちですが、
実はこれ、自律神経の乱れや、慢性疲労とも深く関係していることが多いのです。
今回は、そんな“働く男の背中”に潜むリスクと、今日からできるセルフケアについてお伝えします。
■ 背中の痛みは、ストレスと緊張の蓄積サイン
一日中パソコンに向かいっぱなし。
肩は前に巻き、背中は丸まり、首は常に画面をのぞき込む体勢――
これはまさに、「緊張姿勢」の典型です。
この状態が何時間も続くと、肩甲骨まわりの筋肉が固まり、血流が滞ります。
さらに、背骨の動きが制限されると、呼吸が浅くなり、自律神経のバランスも崩れやすくなるのです。
■ 猫背が与える心身への影響
猫背の姿勢は、見た目だけの問題ではありません。
・呼吸が浅くなる
・内臓が圧迫され、消化不良や疲れやすさを招く
・集中力や気分にも影響する(前かがみ=“防御姿勢”)
つまり猫背は、「心と体が守りに入っている」サインでもあります。
■ じゃあ、どうすればいいの?
まずは“背中を動かす習慣”を取り入れましょう。
簡単にできるのが、次のストレッチです:
🌿 1分でできる「肩甲骨はがし」
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両腕を前に出して、肩の高さに。
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肘を後ろに引くようにしながら、肩甲骨をギュッと寄せる。
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そのまま5秒キープ×3回。
オフィスや自宅で手軽にでき、背中のコリと猫背のリセットに効果的です。
■ 整体でできること
当院では、ただ背中をほぐすだけでなく、
・骨格のゆがみ
・姿勢パターン
・緊張を生む「思考のクセ」
なども含めて、トータルに整えるケアを行っています。
「また元に戻ってしまう」を防ぐために、
一緒に“習慣ごと整える”サポートをしています。
■ 最後に
がんばるあなたの背中は、言葉にしなくても、疲れを語っています。
「気づいたら丸まってる」「寝ても疲れが取れない」
そんなときは、“背中”という名の心のサインかもしれません。
今こそ、姿勢を立て直すタイミングです。